効果的な塾の集客方法10選!保護者が検討に一番使う手段は〇〇
個別指導塾やオンライン塾など塾の形態が多様化するとともに、保護者の塾探しも変化してきています。
「看板やチラシ配布だけでは、集客が難しくなってきた」と悩む塾関係者の方もいるのではないでしょうか?
そこで本記事では、塾の集客に効果的な10の方法を紹介します。あわせて近年の保護者が塾探しによく利用する手段や、集客のポイントも解説しますので、ぜひご一読ください。
目次
塾の集客方法10選
おすすめの塾の集客方法を以下の10個です。
- 口コミ
- チラシの配布
- 体験入学・学力テスト
- 看板を出す
- 学習塾比較サイトへの登録
- Webサイトの作成
- SNS運用
- 動画配信
- 地図エンジンへの登録
- Web広告
1〜4までがオフラインでの集客方法、5〜10がオンラインでの集客方法です。それぞれ詳しく解説します。
1.口コミ
知人・友人間のネットワークで広まるリアルの口コミは、非常に効果的な集客方法です。
- 小・中学生は保護者間の口コミの影響が強い
- 高校生以上では生徒間での口コミも影響する
上記のような傾向があり、口コミで良い評判が広まれば、それだけで問い合わせが増やせます。
とはいえ口コミは塾側でコントロールが難しく、口コミの内容や広まる範囲の把握も難しいのが実情です。保護者や生徒の期待に応える授業内容で、塾への満足度と信頼度を高める努力が大前提といえるでしょう。
そのうえで「お友達紹介割引」などを実施し、塾の話題が出やすい状況を作るのがおすすめです。
2.チラシの配布
チラシの配布も代表的な塾の集客方法です。
- ターゲットの多いエリアにチラシをポスティングする
- 学校の校門付近で生徒に直接配布する
割引キャンペーンやサンプル教材、ノベルティと組み合わせて配布すると効果的です。
なお生徒に直接配布する場合、学校の敷地の外、校門から少し離れた道路上での実施がほとんどです。よって、配布場所を管轄する警察署に「道路使用許可」を取っておく必要があります。
また生徒と接触することになるため、コンプライアンスの観点から対象校の許可も取得したほうがよいでしょう。
3.体験授業・学力テスト
体験授業や無料の学力テストを行うのも効果的です。
- 長期休みの始まりに理解度チェックテストや模試を開催する
- 低価格で夏期講習や冬期講習を開催する
上記のような施策が考えられます。
保護者は子供と塾の相性を重視するため、塾の雰囲気を親子で確認できる機会を提供すると、入塾につながりやすくなります。よって一日だけの体験授業のような簡易的なものは、保護者から問い合わせがあったタイミングで随時受け付けている塾が多いでしょう。
たとえそのときは入塾につながらなくても、取得した個人情報を活用してフォローを続けると、別のタイミングで入塾してくれる可能性を高められます。
4.看板を出す
目立つ看板を出すというもの、王道の集客方法です。
- 屋外看板を設置する
- 窓ステッカーを貼る
飲食店や美容室と違い、塾は外観で存在を認知してもらえません。よって、近隣へ「ここに塾があります」とアピールすることが非常に大切です。
子供が通える範囲にある塾だと保護者に認知されれば、検討候補に入る可能性が高まります。
また、次のような内容を一緒に掲示するのも効果的です。
- 有名進学校への合格人数や成績アップした生徒の割合などの実績
- 個別指導やオンライン授業などの競合との差別化ポイント
5.学習塾比較サイトへの登録
塾の比較サイトは、塾・予備校の情報に特化したポータルサイトを指します。具体的には以下のようなサイトです。
- 塾ナビ
- 塾シル
- ジュクサガス
- テラコヤプラス
学習塾比較サイトでは、市町村や路線といったエリアや人気ランキングなどから塾を探せます。また体験者の口コミや資料請求フォームのようなユーザーに有益なコンテンツもそろっています。
比較サイトで近隣にどんな塾があるか調べる保護者もいるため、塾の認知を広める効果も期待できるでしょう。
ただし、高い評価が付かないと比較サイト経由での入塾にはつながりにくい面もあります。評価が集まらないうちは、他の集客方法も検討したほうがよいでしょう。
6.Webサイトの作成
塾の公式Webサイトへは、チラシや看板、塾比較サイトで塾名を認知した人がより詳しい情報を集めるために訪れます。
- 料金
- 授業形態
- カリキュラム
- 講師情報
- キャンペーン情報
- ブログ
上記のような情報を掲載し、検討に必要な情報を提供します。あわせて資料請求や体験の申込みフォームを用意するとより効果的です。
なお塾のWebサイトを制作する場合、SEO対策やサイトデザインのスマホ対応が重要になります。
HP作成サービスや無償CMSを使えば低価格でWebサイトを制作できますが、きちんとしたサイトを作るならWeb制作会社へ依頼することになるでしょう。
7.SNS運用
FacebookやInstagram、TwitterなどのSNSで塾のアカウントを運用し、集客に役立てる方法もあります。
とくに匿名性が低くフォーマル色が強いFacebookは、塾が保護者向けに情報発信する媒体として活用できます。
- 無料でアカウントを作成・運用できる
- コメント欄やDMで保護者とコミュニケーションが取れる
- キャンペーンや学力テストの案内を掲載できる
活用幅が広く、コストパフォーマンスに優れている点がSNS運用のメリットです。
とはいえ運用が滞っては意味がありません。無理をして複数のSNSを運用せず、情報を発信したいターゲットにあった媒体選びが大切です。
8.動画配信
塾の動画チャンネルを開設し、情報配信している塾もあります。ここでの動画配信とは、塾の生徒向けに配信する動画ではなく、外部の人でもアクセスできるYouTubeなどの動画プラットフォームを利用したものです。
配信する内容は、たとえば次のようなものが挙げられます。
- 塾の理念や授業方針を解説する
- 塾の中や環境を紹介する
- 生徒向けに学習支援動画を配信する
最後の学習支援動画は、「小学5年生の英単語」や「過去問の解説」のような内容の動画です。子供が勉強している横で、保護者も授業内容や講師の雰囲気を確認でき、塾への安心感につながります。
9.地図情報サービスへの登録
地図情報サービスとはGoogleMapやyahoo!地図のような地図アプリを指します。各サービスへ塾の情報を掲載する場合は、以下のサービスに登録する必要があります。
- GoogleMap:Googleビジネスプロフィールから登録
- Yahoo!地図とYahoo!ロコ:Yahoo!プレイスから登録
情報を登録すると、それぞれの地図アプリ上に塾情報が表示されるほか、Google検索やyahoo検索でのローカル検索結果でも上位表示される可能性が高まります。
ローカル検索とは、「地域 塾」などの特定エリアを指定した検索キーワードに対して、そのエリアに関連した結果を表示する検索アルゴリズムのこと。登録情報を地図情報サービスやローカル検索に最適化させるMEO(マップエンジン最適化)は、塾のような地域ビジネスにおける重要な集客施策の1つです。
さらに地図情報サービスを活用した集客方法には、以下のようなメリットもあります。
- 入塾見込みの高い人と接点が作れる
- 塾へのアクセス情報も一緒に把握してもらえる
- 第三者から口コミを投稿してもらえる
10.Web広告
SNS広告やリスティング広告も、塾の集客に活用できます。
とくにリスティング広告では「地域 塾」や「地域 個別指導」などの検索キーワードで検索上位に表示できるため、ターゲティングがうまくいけば短期間で効果が期待できます。
またWeb広告は少額から出稿できるため、予算に応じた取り組みが可能です。
変化する保護者の塾探し!よく使われる検討手段は?
保護者の塾探しといえば、親同士での口コミが鉄板とされてきました。
しかし、2021年に「テラコヤプラス by Ameba」が発表したアンケート結果によると、塾の検討手段として「インターネット」が「親同士の口コミ」を上回っています。
その理由としては、コロナ禍で授業参観や学校行事が縮小し、保護者間のコミュニケーション機会が減少していることが挙げられます。リアルでの塾探しの難易度が上がり、その代替手段としてインターネットを活用しているわけです。
ただし、ここで重要なのは、インターネットを介した情報収集においても口コミの影響は大きいという点です。実際、同アンケートでも約72%の保護者がインターネットの口コミを参考にすると回答しています。また、学習塾比較メディアを利用する理由にも「口コミがあるから」が多く投票されています。
よって、これからの塾の集客施策には、インターネットを通じた情報発信はもちろん、口コミを意識した施策が効果的といえるでしょう。地図情報サービスや学習塾比較サイトといった第三者の口コミを表示できる媒体をどう活かすかがポイントになります。
生徒が集まらない!?塾の集客を成功させるポイント
塾の集客方法を紹介しましたが、集客を成功させる大切なポイントが4つあります。
- 塾の強みとターゲットを明確にする
- 見込み客の受け皿を用意する
- 授業・講義の品質を上げる
- 集客施策の効果を測定する
それぞれ詳しく解説します。
塾の強みとターゲットを明確にする
塾の強みとターゲットの明確化は、集客成功への重要なポイントです。
塾は多様化しており、授業形態だけでも以下のようにさまざまな種類があります、
- 集団授業
- 少人数制
- 個別指導
- オンライン授業
また、塾を利用する目的も家庭によって異なります。
- 学校での成績を向上させたい
- 近隣の進学校の受験対策をしたい
- 特定の科目にしぼって学習したい
たとえば学校の成績アップが目的なら、近隣の校区の生徒が対象になるでしょう。一方、難関校への受験に特化した進学塾であれば、電車での通塾や自家用車による送迎もあり得るため、訴求すべきエリアは広がります。
強みとターゲットを明確にしないまま集客施策を行っても、効率的な集客にはつながりません。集客の軸を考える意味でも最初の戦略設計が大切です。
見込み客の受け皿を用意する
集客施策がうまくいって塾への問い合わせが増えたとしても、その人たちはまだ見込み客であり、ほかの塾と比較検討されている段階です。
よって、そこから「ここにしよう」と思ってもらえる決め手を用意する必要があります。たとえば以下のような方法です。
- 体験授業
- 無料の学力テスト
- オープンスクール
また問い合わせだけで終わったとしても、別の機会に入塾してくれる可能性は十分にあります。「入塾しないとわかったら、態度が冷たくなった」と感じさせないよう、丁寧な対応が求められます。
授業・講義の品質を上げる
集客において、塾そのものの品質の高さがもっとも大切です。塾の品質が高ければ、時間とともに保護者の間で口コミが広まり、特別な集客施策をせずとも勝手に問い合わせが来る状態を作れます。
とはいえ口コミだけで集客するには、長年の実績が不可欠です。
よって、授業品質を維持しつつ、上記で紹介したような集客施策を行っていく必要があるといえるでしょう。
集客施策の効果を測定する
集客施策の効果をきちんと測定するというのも、重要な成功ポイントです。
オフラインの集客施策では正確な数値を出すのが困難ですが、オンラインなら以下のような値が測定できます。
- 広告のクリック率
- SNS投稿への反応
- 動画の視聴回数
- WebサイトのPV数やCV数
- 比較サイト経由の資料請求数
データに基づいた集客施策を行うことで、費用対効果も高められます。
塾のWeb集客ならエッコにご相談ください
集客施策にはさまざまな方法がありますが、その塾の特色やターゲットにあわせて、戦略的に行う必要があります。
また近年の塾の集客方法は、従来からあるオフラインの手法だけでなく、オンラインでの集客施策も重要になってきています。
とはいえWeb広告やSNS運用などは、闇雲にやっても効果を出すのは困難です。なかには「いろいろあるのはわかるけど、何から手を付けていいのかわからない」と悩む方も少なくありません。
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