SEO対策とは?上位表示のやり方・方法をわかりやすく解説

「SEO」とは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称です。Webサイトを効果的に運用するためには、SEOに対する理解をきちんと深めることが欠かせません。

 

当記事では、SEO対策の概要や目的、SEO対策のメリット・デメリットについて網羅的に解説しています。Webサイトを上位に表示させる方法にも触れていますので、SEOに関する知見を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次

この記事のポイント

  • 「SEO」とは、「検索エンジン最適化(Search Engine Optimization)」の略称のこと。検索エンジンの検索結果において、Webサイトが上位に表示されるよう、コンテンツのクオリティを高めることを指す。
  • SEO対策のメリットは、「サイトの表示が増える」「アクセス(流入)が増える」「CV達成につなげられる」「広告費を削減しつつ集客できる」「認知度を拡大できる」など。
  • SEO対策で最も重要なことは、ユーザーを第一に考えること。また、検索エンジンにとっても分かりやすいコンテンツを提供することもポイント。ユーザーと検索エンジンの双方にとって有益なコンテンツを提供できなければ、検索上位を狙うことは不可能。
  • SEO対策の種類は、主に「内部対策」「外部対策」「コンテンツSEO」の3つ。
  • SEO対策で上位表示を目指す具体的なポイントは、「検索意図に捉えた有益なコンテンツの作成」「正確にインデックスされるためのHTMLタグの最適」「内部リンクによるテーマ性の強調」「外部被リンク・サイテーションによる評価の獲得」「ユーザビリティ・ページエクスペリエンスの改善」「SEOにおけるマイナス要素を排除する」の6つ。
  • 自社でSEO対策を行うリソースやスキルがない場合は、専門業者に依頼をすることもひとつの手。専門業者にSEO対策を依頼した場合にかかる費用は、月額10〜200万円ほどが相場。

SEOとは

「SEO」とは、「Search Engine Optimization(サーチ エンジン オプティマイゼーション)」の略称で、「検索エンジン最適化」を意味する言葉です。Googleなどの検索結果の上位に自社のWebサイトを表示させて、ユーザーに商品やサービスを認知してもらう機会を創出することがSEOの目的です。

SEO対策とは

検索エンジンの検索結果において、Webサイトが上位に表示されるよう、コンテンツのクオリティを高める施策のことを「SEO対策」と言います。SEOを向上させる施策には、「外部施策」や「内部施策」「コンテンツSEO」といったものがあります。

 

SEO対策を行うことで、Googleなどの検索エンジンからWebサイトが評価されやすくなり、特定のキーワードで検索した際に、検索結果の上位に表示されます。

SEO対策の目的

SEO対策の目的は、自社のWebサイトへの流入数を増やすことにあります。例えば、ユーザーが、スポーツ用品を購入したいと思い、ECサイトを検索するシーンを仮定します。Googleを例としたWebブラウザで「スポーツ用品 通販」や「スポーツ用品 人気」と検索した際、上位に表示されるWebサイトから順にアクセスしていくことが多いはずです。実際に、自然検索結果で最もクリック率が高いのは、トップに表示されるページと言われています。

 

そのため、インターネット検索を通して情報を探しているユーザーが、自社のWebサイトに訪問できるように、検索結果の上位に表示される必要があります。

 

このように、検索エンジンによる純粋な検索からサイトへの流入数を増加し、CVにつなげるための施策として、SEO対策に注目が集まっているのです。

SEO対策のメリット

ここまで、SEOの概要やSEO対策の目的について見てきました。それでは、SEO対策を行うことには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。以下では、SEO対策のメリットについて詳しく紹介します。

サイトの表示が増える

SEO対策をする最大のメリットは、やはりサイトの表示を増やせることにあります。せっかくリソースを割いて制作したWebサイトであっても、閲覧するユーザーが少ないままでは、期待通りの効果を得難くなってしまいます。

 

しかし、SEO対策の実施によって、検索結果の上位に表示されるようになることで、サイトの閲覧数が大幅に増加することが期待できます。

アクセス(流入)が増える

一度、検索上位に表示されたコンテンツは、オーガニック検索からのアクセスを安定して集めてくれます。コンテンツへのアクセス数は多くなればなるほど、Webサイトの知名度もそれに伴って向上することが望めます。Webを活用して、効率的に集客をしたいと考えている企業にとって、SEO対策は打ってつけの施策なのです。

CV達成につなげられる

特定のキーワードで検索上位となっているコンテンツは、ユーザーの検索ニーズが高いものがほとんどです。つまり、作成したコンテンツが、該当のキーワード検索で上位に表示されているとしたら、そのコンテンツはユーザーの知りたい内容にマッチしていると判断できます。

 

ユーザーニーズに適したコンテンツを発信し続けることで、商品購入やサービス問い合わせなどの、CV見込みが高いユーザーの訪問を促進することができます。結果的に、CV達成を実現しやすくなるでしょう。

広告費を削減しつつ集客できる

SEO対策により検索結果の1ページ目にWebサイトが表示されるようになれば、トラフィックも安定して稼げるようになります。このトラフィックを獲得することには、コストは発生しません。そのため、広告費を削減しつつ、見込みユーザーを効率的に集客できます。

認知度を拡大できる

検索結果の上位にWebサイトが表示されることによって、ユーザーの目に留まる機会も必然的に増加します。これにより、自社の認知度やブランド力の向上といった効果も見込めます。

SEO対策のデメリット

SEO対策を行ううえでは、デメリットについて考慮することも重要です。以下では、SEO対策のデメリットについて説明します。

効果が出るまでに時間がかかる

SEO対策は、一朝一夕で効果が出るものではありません。コンテンツの制作ひとつにしても、企画立案から作成、投稿までにある程度の時間を要します。さらに、投稿したコンテンツがGoogleなどの検索エンジンに評価されるまで、数ヶ月かかるケースも珍しくありません。対策をしたからといって、すぐに効果を実感できるわけではないことを念頭に置いておきましょう。

中途半端に続けても効果が出ない

Webサイトを立ち上げて、ただコンテンツを発信し続けているだけでは、適切なSEOができている状態とは言えません。SEOで成果を出すためには、サイトの分析やメンテナンスを定期的に実施する必要があります。

 

また、SEOを行う目的を明確にすることもポイントです。SEOは、上位表示を獲得することがゴールではありません。あくまでも、検索を通じて自社のビジネスを加速させることが目的です。そのためSEO対策を行う前には、Webサイトを訪れたユーザーに、どのような行動を取ってもらいたいのかを検討しましょう。

SEOを行ううえで最も重要なこと

SEOをするうえでは、ユーザーに対して高クオリティなコンテンツを提供することはもちろん、検索エンジンに正確に内容を伝えることも重要なポイントです。つまり、SEOにおいては、ユーザー第一であることと、検索エンジンに評価されるコンテンツであることを両立しなければなりません。

 

検索行動を取るユーザーに対して、満足度の高いコンテンツを提供できなければ、どれだけSEO対策をしても上位表示は期待できません。コンテンツの質を高め、ユーザーに対して有益で分かりやすい内容を提供するとともに、検索エンジンが理解しやすい記述にすることが重要になります。

SEOの基本となるGoogleの考え方

Googleでは、サイト運営者向けに「Google 品質評価ガイドライン」や「ウェブマスター向けガイドライン」を公開しています。これらのガイドラインには、Googleの定める基本方針や、コンテンツの評価基準などが明記されています。

 

Googleのガイドラインに則ってSEO対策をすることで、検索結果の上位表示を狙いやすくなります。効果的な運用を行うためにも、ここでSEOの基本となるGoogleの考え方について確認しましょう。

Googleが最重要視する評価基準「E-E-A-T」

「E-E-A-T」とは、「Experience(経験)」、「Expertise(専門性)」、「Authoritativeness(権威性)」、 「Trustworthiness(信頼性)」の頭文字を取った名称で、Googleの検索品質評価ガイドラインで定義されている、Webサイトを評価する基準のひとつです。

Experience(経験)

「Experience(経験)」とは、コンテンツ製作者が持つ、トピックの実体験や経験の量を示す指標です。 例えば、商品を使ったことのある人と、使ったことのない人のレビューがある場合は、商品を使ったことのある人のレビューの方が信頼性が高まります。Experienceでは、このような経験に基づく信頼性について評価しています。

Expertise(専門性)

「Expertise(専門性)」とは、Webサイトが特定の分野に特化し、専門的な情報を提供していることを示す指標です。 特定の分野に関する専門的な情報を発信しているWebサイトは、ユーザーが抱える課題や悩みを解決する手引きと認識されて、Googleからの評価が高まります。

Authoritativeness(権威性)

「Authoritativeness(権威性)」とは、Webサイトに権威があるかどうかを示す指標です。 Webサイトの権威性を高めるためには、著者名や運営企業名を開示し、権威のあるサイトから被リンクを獲得することが有効です。

Trustworthiness(信頼性)

「Trustworthiness(信頼性)」とは、Webサイトに訪問するユーザーが、そこに掲載されている情報を信頼できるかどうかを示す指標です。具体的には、Webページの内容や運営者が信頼できるかどうかに加えて、ウェブサイトの安全性も評価されます。

Trustworthinessを高めるためには、代表名や従業員数、問い合わせ先といった会社情報を詳しく開示するのがポイントです。

YMYL

「YMYL」とは、「Your Money or Your Life」の略称で、Googleが提唱している「検索品質評価ガイドライン」の項目のひとつです。YMYLでは、「将来の幸福、健康、経済的安定、人々の安全に影響を与える可能性のあるページ、トピック」に重きを置いています。具体的には、下記のようなテーマが対象です。

 

  1. 最新ニュース・イベント
  2. 市民の権利・義務、政治、法律
  3. 経済
  4. ショッピング
  5. 健康と安全
  6. 人々のグループ(人種・宗教・国籍など)
  7. その他

 

なお、7のその他には、1〜6の項目には当てはまらないものの、人々の生活に大きな影響を与える可能性のあるテーマが該当します。例としては、栄養学や不動産、ビジネスに関する情報などです。

 

YMYLを扱うページに誤った情報が掲載されていると、その情報を信じたユーザーの生活に悪影響を与えてしまう可能性が否定できません。そのためYMYLでは、情報の信頼性や正確性を判断するための厳しい基準が設けられています。

モバイルファーストインデックス(MFI)

「モバイルファーストインデックス(MFI)」とは、モバイル版のサイトを優先的にクロール・インデックスし、評価する仕組みのことです。

 

従来までは、パソコンサイトの内容を元にインデックスして、コンテンツの質を評価していました。しかし、現代ではその手軽さから、老若男女を問わず多くの人が、スマートフォンを使用して検索を行っています。そのため、今後はスマートフォンサイトを評価の主軸にして、インデックスすることがGoogleから発表されました。

 

モバイルファーストインデックスが適用されたサイトでは、クローラーはスマホサイトを巡回して、検索エンジンのデータベースにインデックスします。つまり、モバイルファーストインデックス適用後のサイトでは、パソコンサイトではなく、スマホサイトのコンテンツが判定の基準となります。

検索順位が決定される仕組み

前章では、検索結果の上位にWebサイトが表示されるためには、検索キーワードに対して有益な回答を示す必要があることを説明しました。しかし、Googleはどのような基準を用いて、有益な回答であるかを判断しているのでしょうか。以下では、検索順位が決定される仕組みについて解説します。

クロール

まずは、「Googlebot」と呼ばれるロボットがWeb上を巡回し、どのようなWebサイトやページが存在しているかを確認します。Googlebotが収集したデータは、 Googleのサーバー内に蓄積されます。

インデックス

インデックスとは、索引や見出しを意味する言葉です。SEOにおけるインデックスとは、検索エンジンのデータベースに、Webページの情報が正しく登録されることを指します。

 

クローラーが新しいWebサイトやページを発見した後に、インデックスされることで、検索結果に表示されると考えると分かりやすいでしょう。

検索アルゴリズムによるランキングの決定

「検索アルゴリズム」とは、検索エンジンが実行する順位の算出方法です。Googleでは、インデックスされた大量のWebページを、独自のアルゴリズムによってランキング化しています。これにより、ユーザーにとって最も有益なページを検索結果の上位に表示させているのです。

SEO対策の種類

SEO対策は、成功するとさまざまなメリットを享受できますが、正しく施策を行わない場合には成果を上げるのが困難となってしまいます。後悔しないためにも、ここでSEO対策の効果を最大化させるために押さえておきたいSEO対策の種類について、理解を深めましょう。

内部対策

「内部対策」とは、その名の通り、自社のサイト内で行うSEO対策です。内部対策の一例には、以下のような内容が挙げられます。

XMLサイトマップを作成する

「XMLサイトマップ」とは、XML形式で記述されたサイトマップのことです。XMLサイトマップを作成する利点は、新規追加したページや更新したページの情報を、より速くクローラーに通知できる点にあります。

 

また、内部リンクを有さないページなど、検索エンジンがクロールしても見つけることのできないページを認識してもらえることも、XMLサイトマップを作成するメリットです。

画像のaltタグを適切に使う

「altタグ」とは、Web上で表示される画像の意味を説明するテキストのことです。Webサイトに掲載する画像にaltタグを適切に設定することで、万が一画像が表示されない場合にも、どのような画像かを読者に伝えられます。

 

また、Googleの検索エンジンも画像の意図を理解する際に、altタグを利用しています。そのため、検索エンジンにコンテンツの内容を適切に認知してもらう意味合いにおいても、altタグの設定は重要と考えられているのです。

モバイルファーストインデックスに対応する

先に説明した通り、現在はパソコンサイトではなくスマートフォンサイトがメインの評価対象となっています。そのため、スマホサイトのコンテンツが極端に少ないWebサイトは、Googleからの評価が下がってしまう可能性があります。

外部対策

「外部対策」とは、良質な外部リンクを獲得するために行う施策のことです。 外部対策の一例には、以下のような内容が挙げられます。

被リンクを獲得する

外部対策の基本的な考え方は、質の高いコンテンツを発信して、他サイトから被リンクを獲得することにあります。

 

実際にGoogleは、Webサイトの重要度について、リンクを基準のひとつとして評価していることを公表しています。そのため、他サイトからの被リンクを獲得することは、自社のWebサイトの評価を高めるために最も有効な手段です。

サイテーションを獲得する

SEOにおけるサイテーションとは、他サイトにおいて、特定のブランド名や商品名が記載されている状態を指します。サイテーションを獲得し、自社のブランド名や商品名が広がれば、信頼性の向上に大きく寄与します。 結果的に、検索エンジンから受けるE-E-A-Tの評価も高まり、検索順位も上がりやすくなります。

SNSで拡散されやすい仕掛けを作る

Webサイトにソーシャルボタンを設置することも、行っておきたい取り組みのひとつです。発信したコンテンツがSNSに拡散されて話題になると、何十万人ものユーザーへ、一斉に情報を届けられます。

 

これにより、オーガニック検索の獲得はもちろん、メディア記事などに取り上げられるなどの、効果が期待できます。

コンテンツSEO

「コンテンツSEO」とは、良質なコンテンツを中長期に渡って発信し続けることで、Googleなどの検索エンジンからの集客を狙う手法です。コンテンツSEOでは、以下の取り組みを行います。

キーワード選定

コンテンツへのアクセスを積極的に誘導するためには、最適な検索キーワードを選定することがキーポイントです。キーワードを選定する際は、商品やサービスなどが連想されるキーワードをいくつかピックアップして、そのなかからどのキーワードで検索上位を狙うのかを決定します。この際、1コンテンツにつき1キーワードと限定する必要はなく、複数のワードを組み合わせるのも有効です。

検索意図の分析

「検索意図の分析」とは、ユーザーがどのような状況において、どのような内容を知りたいと思っているのかを、正しく分析することを指します。例えば、「スポーツ 上手くなる方法」と検索エンジンで検索しているユーザーの知りたい内容には、以下の2パターンが考えられます。

 

パターン1:指導者の立場で、生徒に上手になってもらうための方法を探している

パターン2:スポーツを始めたい人が、上達するための方法を探している

 

このように、検索しているユーザーの検索意図によって、ペルソナも大きく変わってきます。そのため、検索されているキーワードから検索意図を分析して、コンテンツ設計を行いましょう。

競合サイトの調査

SEOに取り組むうえでは、ユーザーニーズに沿ったコンテンツを作成することは重要ですが、検索結果の傾向に沿っていなければ、上位表示させることが難しくなります。

 

また、上位表示させるということは、現時点で上位表示されているページにコンテンツの内容だけではなく、サイトの価値で勝たなければならないということです。

 

上位表示されているページとの差分をなくすことと合わせて、自分のサイトでしか提供できない価値を作るためにも競合調査は必須なのです。競合調査をするうえで最低限調べるべきポイントは次の通りです。

 

  • キーワードのニーズ分析
  • 検索結果の傾向
  • 上位表示されているトピック
  • 競合サイトの専門性
タイトルと見出しの作成

キーワード選定や検索意図の分析、競合サイトの調査が済んだら、タイトルと見出しの作成に入ります。この際、タイトルは32文字程度に留め、コンテンツで最も伝えたい内容を盛り込むのがポイントです。また、見出しを使用する際は、記事の内容に適したものを挿入しましょう。

SEOライティング

「SEOライティング」とは、検索エンジンで上位表示させるためのライティング技法のことです。簡単に言うと、ペルソナの課題を解決できる有益なコンテンツを作成することを指します。

 

SEOライティングのコツは、以下の6つです。

 

  • 代名詞を使用しない
  • タイトルやディスクリプションにキーワードを含める
  • hタグにもキーワードを挿入する
  • 共起語を使用する
  • 画像を最適化する
  • わかりやすいパーマリンクを設定する

 

なお、作成する記事ははじめからWebサイトに入力せず、WordやGoogleドキュメントなどに書き出して、何度も校正しましょう。

SEO対策において欠かせないツール

SEO対策に役立つツールには、さまざまの種類が存在します。ここでは、SEO対策において欠かせない6つのツールをピックアップして紹介します。

Google Search Console(Googleサーチコンソール)

「Google Search Console (Googleサーチコンソール)」とは、Googleが提供している無料のSEO診断ツールです。

 

ブラウザで使用できるWebベースのサービスで、「Chrome」「Safari 」「Firefox」「Edge」のいずれかのブラウザと、Googleアカウントがあれば利用可能です。Google Search Consoleで行えるツールやレポートの一例は、以下の通りです。

Googleがクロールできるかどうかの確認

検索結果に表示されるためには、WebサイトをGoogleにクロールしてもらう必要があります。なぜなら、ホームページが正しくクロールされていない場合には、検索結果に表示されなかったり、検索順位が上位に上がらないという状態を招いてしまうためです。Search Consoleでは、Googleがクロールできるかどうかを確認できます。

インデックス登録に関する問題を修正できる

Search Consoleでは、Googleへのインデックス登録に関するバグを修正することもできます。バグの修正後は、Webサイト上の新規コンテンツや更新したコンテンツのインデックス再登録をリクエストできます。

ホームページにリンクしているサイトの表示

ホームページにリンクしている外部サイトを表示することも可能です。さらに、ホームページ内のページ同士でリンクを貼っているページとリンク数も表示できます。

モバイルユーザビリティの評価の確認

モバイル版ホームページのユーザビリティについての評価も確認できます。

Google Analyitics(Googleアナリティクス)

Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供しているアクセス解析ツールのことです。専用ページからアカウントを取得するだけで、多くの解析機能を使うことができるようになります。

 

さらに、Googleアナリティクスには、「レポート機能」や「アナリティクス インテリジェンス機能」「データ収集・管理機能」「連携機能」などの、さまざまな機能が導入されています。そのため、国内外を問わず、多くの企業で活用が進められています。

検索順位チェックツールおすすめ4選

SEOの効果を見るうえで、検索順位の確認は重要な基準になります。この章では、検索順位のチェックにおすすめのツールを4つ紹介します。

【無料】SEOチェキ!

「SEOチェキ!」は、無料で使えるSEOツールで、初心者でも気軽に利用できる点が魅力です。1回に3キーワードまでを調査することができ、Googleは100位まで、Yahoo!は10位までの順位を取得します。

 

その他にも、リンク数やキーワードの出現頻度、インデックスなど、SEOに役立つ情報を調べることが可能です。

【有料】SEOツールラボ(GRC)

「SEOツールラボ(GRC)」は、2004年にリリースされた人気のSEOチェックツールです。SEOツールラボ(GRC)の特長は、チェックできるキーワード数が多い点にあり、無制限でキーワードを登録できます。

 

さらに、URL数も無制限に登録できるため、効率的にSEOチェックを実施できます。対象の検索エンジンは、Google、Yahoo!、Bingの3つで、上位100位までの順位を取得できます。

【有料】BULL

「BULL」は、順位取得を自動で行える有料の検索順位チェックツールです。Google 、Yahoo!、Bingの検索エンジンで調べることができ、上位100位までの順位を取得できます。

 

また、パソコンサイトとスマホサイトの検索順位を両方確認することが可能で、ローカル検索の順位取得も行えます。順位の変動結果は、グラフ形式で表示されるため、自社のWebサイトの課題を可視化しやすくなります。

【有料】GMO順位チェッカー

「GMO順位チェッカー」は、基本的な検索順位チェック機能が備わったクラウド型のツールです。リーズナブルに利用できるのが魅力で、自動順位計測や順位推移のグラフ、グルーピング機能、メモ機能などの機能が搭載されています。

 

また、GMO順位チェッカーでは毎日自動的に順位を計測するため、Webサイトの状況をリアルタイムで把握できます。

SEO対策で上位表示を目指す具体的な対策ポイント

この記事を読んでいる方のなかには、SEO対策を行って上位表示を目指したいものの、具体的にどのような取り組みをすれば良いか分からないという方もいるでしょう。そのような悩みを解消するべく、以下ではSEO対策で上位表示を目指す具体的な対策ポイントについて解説します。

検索意図を捉えた有益なコンテンツの作成(コンテンツSEO)

まずは、ユーザーの検索意図を捉えた、有益なコンテンツの作成が肝要です。ユーザーにとってメリットのあるコンテンツを提供することで、サイト全体の評価が高まり、検索順位も自然と上がっていきます。

 

ただし、他サイトからコピーしてきたコンテンツを多数並べても、Googleから評価されることはありません。そのため、コンテンツを作成する際は、オリジナリティーがあり、専門性が高いものを作成することがポイントです。

正確にインデックスされるためのHTMLタグの最適(内部対策)

ユーザーだけではなく、検索エンジンにとっても分かりやすいサイトを作ることで、順位を高めやすくなります。

 

HTMLタグとは、HTML文書であることを指定するタグのことです。HTMLタグが正しく設定されていることで、検索エンジンは「ここからHTMLの記述が始まっている」もしくは「終了している」ということを認識しやすくなります。

ユーザビリティ・ページエクスペリエンスの改善(内部対策)

Googleでは、検索アルゴリズムの評価基準のひとつに、ユーザビリティを組み込んでます。そのため、ユーザビリティの向上もWebサイトの検索順位を押し上げるために必要な要素です。

 

「テキストは見やすいものになっているか」「ページの表示速度は遅くないか」「モバイルフレンドリーに対応しているか」といった項目を意識しましょう。

SEOにおけるマイナス要素を排除する(内部対策)

他サイトと内容が酷似しているなど、SEOにおけるマイナス要素が見られる場合には、上位表示を目指すことが難しくなります。Googleからの評価が下がる可能性のある記事は、以下の通りです。

  • 他サイトのコピーコンテンツ
  • 他サイトのコンテンツに微修正を加えたコンテンツ
  • 他サイトからの文書を、そのまま引用しているコンテンツ
  • 他サイトの画像や動画を埋め込んだだけのコンテンツ

 

また、オウンドメディアなどのコンテンツ数が多いWebサイトは、コンテンツ同士の内容が似通ってしまいがちなため注意が必要です。自社サイト内に、他サイトと類似したコンテンツが存在する場合は、以下のような方法で対処しましょう。

  • タイトルや見出し、文章などの重複を避けてリライトを行う
  • 類似したコンテンツをひとつの記事にまとめる
  • 最もクオリティの高い1記事のみを残して、類似する他の記事を削除する

外部被リンク・サイテーションによる評価の獲得(外部対策)

Googleなどの検索エンジンは、外部被リンクの数も、良質なWebサイトであるかを判断する基準にしています。ただし、やみくも被リンクの数だけを増やせば良いと言うわけではなく、リンクされたサイトのクオリティも重要となってきます。

 

具体的には、被リンクがリンク元との関連性が深い場合や、リンク元サイトのコンテンツが良質である場合には、ハイクオリティな被リンクが集まっていると言えます。

SEO対策でやってはいけないこと

注意点

SEO対策において、最もご法度と言われているのが「ブラックハットSEO」です。ブラックハットSEOとは、Googleが公開してる各種ガイドラインを厳守せず、不正に順位を上げようとするSEO対策手法のことです。

 

ブラックハットSEOの例としては、以下のものが挙げられます。

  • リンク購入への参加
  • 検索エンジン向けに特別なページを表示するクローキング
  • 不正なリダイレクト
  • 隠しテキストや隠しリンクの使用
  • 誘導ページの作成
  • コピーコンテンツの使用
  • キーワードの過剰な詰め込み

ブラックハットSEOを行っていることが発覚した場合は、Googleからペナルティを受けるリスクが存在します。ペナルティを受けると、Webサイトの順位が落ちるだけでなく、最悪の場合、検索結果から永久に除外されることも考えられます。そのため、ブラックハットSEOは絶対に行わず、ユーザーにとって有益な情報を提供できるサイト作りに専念してください。

対策後の効果計測

SEO対策後は、忘れずに効果測定を行いたいものです。効果測定をすることで、アクセスの状況や、ユーザーエンゲージメントを細かく把握できます。SEOの効果を測定する指標としては、「順位計測」と「アナリティクス計測」の2つが挙げられます。

順位計測

順位計測とは、ユーザーの検索結果に表示される順位を計測することを言います。専用のツールを活用することで、順位の変動状況を細かく確認できます。

アナリティクスでの計測

アナリティクスとは、データの中に意味のあるパターンを発見・解釈することを言います。特に確認しておきたい効果項目は、以下の3つです。

流入数

流入数とは、検索エンジンの検索結果や外部サイト、SNS、Web広告、ブックマークなどから自社サイトに訪問した数のことです。

ページビュー数

ページビュー数(PV)とは、Webサイトで表示されたページの閲覧数のことです。

離脱率

離脱率とは、Webサイトへの全ページビュー数のうち、離脱したユーザーの割合のことです。

2023年最新のSEO対策の傾向

ここからは、2023年最新のSEO対策の傾向についてお伝えします。ぜひ、自社でSEO対策を検討する際の参考にしてください。

独自性(オリジナリティ)

SEOを成功させるためには、独自性溢れるオリジナルコンテンツが必要不可欠です。実際に、独自性に富んだコンテンツを優遇するGoogleの流れはここ数年で加速しており、他サイトの情報を抜き取っただけの付加価値のないコンテンツは、評価されづらくなっています。

 

独自性を高めるためには、SEOライティングのテクニックを駆使しながら、コンテンツのオリジナリティを高めることがポイントです。検索クエリとの関連性を意識しながら、ユーザーがより満足するコンテンツが提供できるよう、テキスト文章に落とし込んでいきましょう。

 

ただし、オリジナリティを求めすぎるあまりに、ユーザーニーズとズレたものを作成してしまっては、意味がありません。そのため、発信したコンテンツの反応が悪い場合には、リライトを検討しましょう。

情報の鮮度

情報の鮮度も重要な項目のひとつです。特に近年は、SNSの影響により、ユーザーの最新情報に対する価値意識が高まっています。

 

そのため、SNSで話題になったトピックは、すぐにコンテンツに反映し、インデックスのリクエストを送信しましょう。また、最新情報だけではなく、記事は常に内容を改訂するのがおすすめです。この際、「内容は正しく分かりやすいものとなっているか」「専門用語に注釈などは必要か」「レイアウトは見やすいか」など、ユーザーが満足できるかどうかを基準に考えてみると良いでしょう。

テーマ性

繰り返しになりますが、SEO対策をする本来の目的は、Webサイトの順位を上げることではなく、自社のビジネスを成長させることにあります。しかし、SEO対策を進めるなかでは、ついつい順位変動などの目先の問題に囚われてしまい、本質を見失ってしまいがちです。そうなると、ユーザーに伝えたい内容や発信したいテーマにもブレが生じ始めて、的外れな施策を実施してしまいます。

 

このような事態を招かないためにも、SEO対策に取り組む前には、自社内でSEO対策の目的や目標を定めて、一貫性のあるテーマを発信してください。

SEO対策を業者に依頼する費用の相場

自社でSEO対策を行うリソースやスキルがない場合は、専門の業者に依頼をすることもひとつの手です。以下では、SEO対策を業者に依頼する場合の費用相場について紹介します。

主にかかる費用は3種類

SEO対策を業者に依頼する場合にかかる費用は、主に「コンサルティング費用」「更新費用」「ライティング費用」の3つです。以下で詳しく見ていきましょう。

コンサルティング費用

SEOにおけるコンサルティングでは、現状のWebサイトの課題を明らかにして、上位に表示されるために必要な施策を考案します。具体的には、「ターゲットキーワードの選定」や「コンテンツ戦略」「テクニカル要素の最適化」などを行います。

 

コンサルティング費用の相場は、月額10〜50万円ほどです。ただし、実際のコンサルティング費用は、サイトの規模やコンテンツの作成数によって大きく変動します。そのため、ここでお伝えした金額はあくまでも目安程度とお考えください。

更新費用

更新費用とは、Webサイトの継続的な更新を行う費用のことです。更新費用の範囲には、内部対策や外部対策、コンテンツSEOが含まれるのが一般的です。更新費用の相場は、月額10万円〜100万円ほどです。

ライティング費用

記事作成を依頼する場合は、1記事50,000円前後のライティング費用が発生します。なお、取材を伴う場合や、記事を専門家に監修してもらう場合、写真撮影をプロのカメラマンに依頼する場合などは、追加で費用が発生します。

 

弊社が行うSEO対策の実績

Webマーケティング会社のエッコでは、Webサイトの現状分析から施策立案、SEO対策、更新サポートまでをワンストップで行なっています。エッコでは、2008年の創業当初からSEOの本質を捉えて、中長期的に安定して効果の出るSEO対策をご提案してきました。以下では、過去にエッコがSEO対策を行った企業様の事例を3つ紹介します。

【和愛グループ エコーズ様】

他社のWebマーケティング会社からエッコに乗り換えたことで、低調が続いていたアクセスが、約2ヶ月で300%UPした事例です。Webサイトからのお問い合わせの数が半分以下まで減ってしまったことをきっかけに、SEO対策のご依頼をいただきました。

 

現在では、愛知県で不用品回収関連のキーワードで検索するとエコーズ様のホームページが上位を占めることができ、安定的にアクセスを集めることができています。エッコのSEO対策の強さを実証した成功事例と言える案件です。

【株式会社 元気でんき様】

株式会社元気でんき様は、中古エアコンというこれまでになかった市場を開拓した新しい企業です。売と買取のそれぞれのWebサイトを運営しており、その双方をエッコでSEOを担当しました。

 

販売サイトでは、月間平均売上がおよそ2倍以上に上昇し、最終的には前年比のおよそ23倍まで売り上げを拡大できました。さらに、当初使用していたリスティング広告も必要がなくなったため、利益率も大幅にUPしました。

【株式会社リフレクトスタジオ様】

株式会社リフレクトスタジオ様は、愛知県で音楽スタジオを営んでいる企業です。エッコとの契約前は、メインキーワードが検索圏外でしたが、SEO対策スタート後半年で「音楽スタジオ 名古屋」のメインワードで、検索1位を達成しました。

 

さらに、スタジオの予約率も上昇し、大変満足いただいた事例です。担当者様からは、これからはリピーターを増やすことに注力したいとのお声をいただいています。

 

今回紹介した事例以外にも、エッコには数々の導入実績があります。また、SEO対策だけでなく、 Instagram集客やLINEでのリード獲得など、Webを活用した施策をトータル的にサポートさせていただきます。導入後は、専任の担当者が継続的にフォローするため、Websサイトの運用を始めたてでノウハウがないという場合でも安心です。相談は無料ですので、少しでも気になる方はこの機会にぜひお問い合わせください。

まとめ

今回は、SEO対策の概要やSEO対策のメリット、上位表示のための具体的な方法についてお伝えしました。SEO対策とは、ユーザーがストレスなく探している回答に辿り着けるように対策することです。

 

SEO対策で最も重要なことは、ユーザーを第一に考えることです。どれだけ熱心にSEO対策に取り組んでいたとしても、ユーザーにとって有益なコンテンツを発信できなければ、検索上位を狙うことはできません。そのため、ユーザーにとって意義のあるコンテンツを発信し続けることを意識しましょう。

 

SEO対策は、すぐに効果が出るものではありませんが、時間をかけて取り組んでいくことで多大なメリットが得られる施策です。プロモーション広告のような、大きなコストが発生する心配もないため、なるべく予算をかけずにWeb集客を行いたいという場合にもおすすめの手法です。

 

しかし、より確実に成果を上げたいという場合には、プロの力を借りるというのもひとつの手です。SEO対策についてお困りのことがある方は、ぜひ「エッコ」へご相談ください。皆様からのお問い合わせを心よりお待ちしております。

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