ジムの会員を増やしたい!集客における11個のポイントを徹底解説
「なかなかジム会員が増えない」
「ネットをうまく活用して集客したい」
こんな悩みをお持ちの方はいませか?
このページではそんな悩みを解決すべく、ジムの集客におけるポイントや具体的なアプローチの方法を詳しく解説していきます。
また、コロナ禍でのオススメの集客方法も紹介しますので、ぜひご一読ください。
目次
1.ジムの会員数の推移
近年の「健康ブーム」や「健康志向の上昇」により、ジムやフィットネスクラブの会員はその数を一気に増やしました。
アスリートのスポンサー、有名人を起用したCMやメディアへの露出などもあり、1974年から比べると、2019年には約1.7倍もの会員数となっています。
会員数の増加に伴い、ジムのフランチャイズ展開や個人でのパーソナルジムなどジム自体の数も急激に増加しました。
フィットネスクラブの売上高推移 参照:フィットネスクラブ業界を徹底解説
続いて下のグラフを見てみましょう。
こちらはジムの会員数の数のグラフになります。
2020年、突然のコロナ出現により、ジムやフィットネスクラブの会員数がガクッと落ちているのがグラフから一目瞭然です。
健康ブームや健康志向の上昇により、ジムの店舗は急増しましたが、
コロナ禍の影響により、会員数は減ってしまい、顧客の獲得が今まで通りでは簡単にはいかないというのが現状です。
これらの現状から、これからのジムの集客において以下の2点が大きなポイントとなってきます。
・他の店舗(競合)との差別化を図る
・オンラインでの集客
この2点を踏まえて、実際にどのように顧客を獲得するのか、何を意識して顧客にアプローチしていくのかを徹底解説していきます。
2.集客をする前に考えるポイント3つ
「ジム業界の現状は理解できた。さあ集客するぞ!」そう思った方もいらっしゃるかもしれませんが、焦りは禁物です。
準備をせずにいきなり集客をしても中々思うような成果は得られません。
この章では、集客を行う前にどのような準備が必要なのか、大きく分けて3つのポイントに分けてご紹介します。
①顧客のターゲットを絞る
集客を行う上で、まず一番最初に考えるべきことは顧客の想定をすることです。
ただ闇雲に”誰か”を呼び込むのではなく、「どんな人が、どんな目的で」ジムを利用したいと思っているのかを考えることで、
その顧客の心に刺さるアプローチが可能となります。
・性別 (男女)
・年齢 (10代、20代、30代~)
・目的 (痩せたい、ムキムキになりたい、体力をつけたい)
・職業 (学生、主婦、サラリーマン)
他にもたくさん考慮できる点はありますが、このように、考えられる要素の中からターゲッティングを行うことで、より具体的に顧客をイメージすることができます。
より具体的にイメージできればできるほど、行うべきアプローチもより明確に想像できます。
②商圏を定める
ジムの集客を行う上で重要となるのが商圏の設定です。
商圏とは営業を行う地理的な範囲の事で、ここでは地域によって客層も様々に変化します。
オンラインにしても、オフラインにしても、集客を行う上で地域を設定することは欠かせないと言えるでしょう。
・ファミリー向けの住宅街
・会社員が多いビジネス街
・会員の多い地域、又は少ない地域
商圏を定めるにあたって、先に決めた「想定する顧客」との合致性を考えると、スムーズに設定ができるでしょう。
③他のジムとの差別化を図る
最初に述べた通り、ジムの店舗数はこの数年かなりの数を増やしてきました。いわゆる飽和状態というべきでしょうか。
ライバルが多いこの業界では、いかにして他のジムとの差別化を図り、あなたのジムの強みを出せるかがポイントとなってきます。
自己分析だけでなく、他の店舗についても調査を行い最適な差別化を図りましょう。
・ウエイトトレーニング用のマシンが豊富
・駅に近いためアクセスしやすい
・マットが多く、多目的に使用可能
・年代や使用頻度に合わせた様々な価格設定がある
3.オンラインを活用した集客のポイント6つ
ここまで来たら準備は完璧です。
コロナ禍で、オンラインでの集客は今や必須となりましたが、
この章では、実際にオンライン集客を行う上で活用できるポイントを6個に分けてご紹介します。
まずは4種類のSNSを活用した集客方法のポイントを解説していきます。
①Instagramは画像でイメージしやすい
Instagramは全世界で10億人ものユーザーがいる世界的に急成長をしているSNSの一つです。
Instagramをうまく活用することで、会員の数をぐっと底上げできるかもしれません
参照:Bulky(ログイン • Instagramhttps://www.instagram.com/bulkyfitness70/)
・メリット
他のSNSより視覚効果が高く、イメージしやすい
世界観を作りやすく、ファンの獲得が期待できる
・デメリット
拡散力は低く、ファンが増えるまでに時間がかかる
②Twitterではテキストに魅力を凝縮させよう
Twitterも世界中で利用されているSNSの一つで、日本ではインスタグラムよりアクティブユーザーが多いとされています。
また、Twitterはテキストでの投稿がメインのSNSであり、ジムの魅力をどのように文字に表すかが鍵になります。
リアルタイムで多くの投稿が流れているので、こまめに投稿しましょう。
・メリット
1投稿に140文字という制限があり、ジムの魅力を凝縮させて伝えやすい
リツイート機能で拡散されやすい
・デメリット
拡散力がある分炎上リスクがある
③YouTubeで顧客のニーズに対しダイレクトにアプローチしよう
YouTubeは動画投稿型のSNSです。ジムでのトレーニングを動画にしてアピールするのもよし、
ヨガや、トレーニングの講座を投稿することで、より顧客のニーズにこたえられるというイメージにも繋がります。
・メリット
投稿した動画は資産となり、放置していてもいわゆる「営業」をしてくれる
継続する必要があるのでライバルが少ない
・デメリット
撮影、編集のスキルと時間が必要
④LINEは顧客との距離が近いのが強み
LINEはアクティブなユーザーが日本で一番多いSNSです。
個人のチャットがメインとなるので、拡散能力は他と比べて低いですが、発信したい情報を顧客にダイレクトに伝えられるので、ファンや一度登録していただいたジム会員へのサポートもしやすくなります。
また、LINEマーケティングツールを利用することで、※セグメント配信が可能です。
※セグメント配信とは、顧客を条件別に分類し、それぞれのニーズに沿った情報を配信することです。
・メリット
チャット機能により、顧客とのコミュニケーションがとりやすい
顧客に合わせた発信が可能
・デメリット
顧客情報のリスト化が難しい
SNSを活用した集客において気を付けるポイント
・多くの人の目に触れやすく拡散力もあるため、間違ったやり方をすると、ファンを失い炎上する可能性もあります。
・リアルタイムな投稿が必要な分、管理に時間を要する。
⑤SEO対策を行い、ホームページで集客しよう
ホームページを作成し、SEO対策をすることによって集客する方法もあります。
SEO対策とは検索エンジン最適化といい、ブラウザで検索をかけた際に上位にホームページを表示させる対策の事です。
キーワードを決めて、そのキーワードで検索をかけた際に上位に表示させる手法ですが、上位表示であればあるほどより多くの集客が見込めます。
下のグラフはホームページの表示順位をそれぞれのクリック率です。
クリック率とは検索をかけた際に表示されるサイトごとのクリックされる確率の事です。
例えば、「ジム 東京」で100人が検索をかけた場合、約14人は一番上のサイトをクリックします。
1つ順位が違うだけでクリック率は大きく変わるので、SEO対策はとても重要と言えます。
参照:2021年CTR調査研究
・SEO対策のポイントの例
– 「どんなトレーナーがいるのか」「どういった機材が揃っているのか」「活動内容」など運営者情報を明確にする。
– 他のホームページとは違う、オリジナルを追求する。
– 常に最新の情報を更新。
– 口コミのページを作成したり、ポリシーなどを記載する。
– SNSでの集客にリンクを貼りましょう。
⑥MEO対策を行い、地域で集客しよう
MEO対策とはSEO対策と似ていますが、それよりもローカル(地域)に特化したもので、Googlemapに登録されたあなたのジムを上位に表示させるための対策の事です。
店舗が多くあるジムの集客は地域と密接な関係にあるのでMEO対策は必須といっても過言ではありません。
昨今ではスマホが普及し、外出先で店を調べたりするケースも増えてきました。
その為ジムや飲食店のようなローカルビジネスでは特に押さえておきたい対策です。
例えば出先で「○○(地名) 居酒屋」と調べると、Googlemapに登録された店舗が上に表示されることがあるのではないでしょうか、こちらには上位数店舗の説明と画像での紹介がされています。
これこそがMEO対策であり、ジムの集客(ローカルビジネス)では欠かせない対策です。
・MEO対策のポイントの例
– 「口コミ機能」があるので返信などをこまめに行い管理する。
– ジムの名前、住所、電話番号など、店舗の情報をWEBの情報(ホームページやSNS)と正確に一致させる(NAPの統一)
– 最新情報やイベントなどの投稿を定期的に行う。
4.オフラインでの集客のポイント2つ
この章では、オフラインでの集客のポイントについて2つのポイントに分けてご紹介します。
オフラインでの集客は、オンラインでの集客に比べて、より顧客に近づくことができるので、ジムの強みをより前面に押し出せるでしょう。
①チラシの活用
チラシでの集客は、オンラインでの集客に比べてよりターゲットを絞ってアプローチしやすいのが特徴です。
コストに関しては、地域を絞って行うジムの集客においては相場に比べて比較的低コストで抑えられるでしょう。
又、クーポンなど特典を付けることでお得感を得られます。
・メリット
普段ネットを使用していない人にも訴求できる
・デメリット
情報がターゲットの手元に届くまで時間がかかる
②つり革や街頭に広告を出す
電車やバスなどの公共交通機関のつり革に広告を出したり、街頭看板で広告を出すことも効果的です。
これらの広告では、最も多くの人に訴求することができます。
それだけでなく、普段からその広告を目にしてもらうことで、見る人の潜在意識に刷り込むことが可能なので「ジムに行きたい」となった時に一番にあなたのジムを思い出してもらえるかもしれません。
ただ、この方法は他のアプローチ方法に比べてコストが掛かるので要注意です。
1つの例ですが、山手線のつり革に4週間広告を出すのに、約1,300,000円の費用が掛かるようです。
・メリット
公共交通機関を利用する、多くの人にアプローチできる
顧客の潜在意識への刷り込みができる
・デメリット
他の集客方法に比べて費用が高め
以上、ジムで集客を行う上でのポイント11選でした。
様々な集客方法を紹介しましたが、あなたのジムに1番合った集客方法を継続させることで、段々と会員数も増えてくることでしょう。
大事なことは、
「焦らず継続する」
「常に顧客の目線に立ち、どんなサービスを提供したいか考え続ける」ことです。
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