フリーランスのWebマーケターになるには?必須スキルと案件獲得方法
近年、急速にIT化が進み、Webマーケターへの需要は高まっています。
一方で企業が社内でWebマーケターを雇っているケースは少なく、フリーランスWebマーケターへ外注していることがほとんどです。
ここではフリーランスWebマーケターとして、企業から仕事を受けて独立するための必須スキルや案件獲得方法などをご紹介します。
未経験からフリーランスWebマーケターを目指すための方法についても紹介しているので、ぜひ最後までお読みください。
目次
Webマーケターの仕事とは?
ひと言でWebマーケターと言ってもその業務は多岐にわたり、職種もさまざまです。
下記が主な職種です。
- SEOマーケター:検索エンジンの検索結果からの流入を設計する
- 広告プランナー:リスティング、SNSなどで広告を運用しターゲットの流入を設計する
- SNSマーケター:Facebook、Twitter、InstagramなどのSNSを運用し売上の最適化を目指す
すべての職種に共通して、目的はWeb利用して企業の認知を高める集客を行うなどして、売上を拡大することです。
そのために解析ツールなどを用いて分析を行い、サイトの訪問者数や広告経由人数、流入キーワードなどを基にして、効果測定を行い、マーケティングを展開していきます。
Webマーケターの年収は?稼げる?
Webマーケターの年収は、経験や実績によって大きく違います。
キャリア別の年収は下記のとおりです。
会社員のWebマーケターの年収:
- 未経験(新入社員)Webマーケター 300万円前後
- 一般社員(1~10年) 340万~400万円
- マネージャー(10~20年) 450万円~600万円
- 部長(20年以上) 650万円~750万円
契約型Webマーケターの年収:
- 派遣社員 時給1,483円前後
- フリーランス 500万円前後
フリーランスのWebマーケターの場合、アフィリエイトサイトなど自身でサービスを立ち上げ、収益化して、大きな利益を出しているケースも多く、収入はさまざまです。
20代で年収1,000万円以上稼いでいる方も。
フリーランスのWebマーケターになるための必須スキルとは?
フリーでWebマーケターとして成功するための必須スキルは以下のとおりです。
- Webに関する基礎知識
- Webマーケティングスキル
- コミュニケーション・営業スキル
Webマーケターとしてやっていくには、上記のスキルは必須となります。
Webに関する基礎知識
Webマーケターの仕事において、Webに関する基礎知識は欠かせません。
Webの基礎知識がマーケティングの打ち手の決定に大きく影響するためです。
たとえばサイト一つ作るとなったとき、HTMLとCSSで作るのか、CMSを使って作るのかはサイトの種類や目的によって変わります。ただこのときWeb制作について何もわからないとどの打ち手がいいのか判断できません。
また基本的なこととしてチャットツール各種の使い方、クライアントにプレゼンを行うためのわかりやすいスライドの作成方法、簡単な作図などについてもマスターしておきましょう。
Webマーケティングスキル
クライアントの悩みや状況に応じた最適な打ち手を提案し、実行できるだけのWebマーケティングスキルも重要です。
Webマーケティングはざっくりと分けると次の2つに分類されます。
- Web集客:広告運用やSEO、SNSなど
- 成約施策:商品・サービスの販売やリード獲得施策など
これらのなかでひとつに特化し専門のマーケターになるルートや、様々な施策を広く浅く習得し、専門のマーケターと組んで総合的にサービスを提供するマーケターもいます。
数々の打ち手を習得する中で、あなた自身の性格や適性によりどのようなマーケターになるかを考えていきましょう。
コミュニケーション・営業スキル
クライアントの要望やニーズを正確に汲み取るコミュニケーション能力も必要です。
Webに対してそれほど知識をもっていないクライアントも多いため、わかりやすく説明し、認識にずれが生じないようにすることも大切です。折衝がうまくいかないと、トラブルになることも。
またヒアリング後、プロジェクトをスムーズに進行していく能力も必要です。デザイナーやライターなどのパートナーと連携して進める場合は行き違いが起こらないよう、的確に報告や指示を出す必要があります。
さらに新たに顧客を獲得するなかで、営業の必要も出てくるでしょう。
自身のサービスの強みを分析し、顧客を納得させる営業スキルも必要となります。
Webマーケティングで独立するときにやりがちな失敗3選
Webマーケターとして独立後、思うように成果が得られないというケースがあります。
フリーランスのWebマーケターがやりがちな失敗を3つご紹介いたしますので、今後の参考にしましょう。
成功までのパターンがつかみにくい
基本的にWebマーケティングに正解はありません。クライアントの提供サービスや予算、市場の状況など、さまざまな要因で都度ふさわしいマーケティング手法は変わります。
そんななかで施策が軌道に乗るまでには一定期間、結果が出ない中我慢して試作を続ける必要があります。この打ち手で良かったのだろうか、こぼしている手法や市場の要素はなかったのだろうか、不安になることもあるでしょう。
マーケティングは大きな目標(KGI)だけでなく、それらを分解した小さな目標(KPI)をたてるのがおすすめ。
小さな目標の達成を積み重ねて方向性を確認しつつ、悲観的になりすぎないことが大切です。
キャパシティオーバーで回らなくなる
フリーランスになると、何もかもを自分で行わなくてはいけなくなります。
見込み顧客に営業をかけ、マーケティングを行い、さらに経費などの事務作業や雑務を自分ひとりでこなさなければいけません。
Webマーケターは業務の幅が広く、顧客からのさまざまなニーズに応えられるというメリットがある反面、どうしても作業量が多くなってしまいがちです。
仕事が増えてきて手が回らなくなる前に、事務作業や雑務などは、クラウドソーシングサイトなどで外注すると時間に余裕ができ、一番大切なWebマーケティングへ注力することができます。
施策全体のハンドルは自分で握りつつ、局所的な施策については自分より腕の立つプロに任せるのも方法のひとつです。
日々進化する技術やトレンドを追いきれない
Webマーケターにとって、時勢を読むことはもっとも大切な仕事のひとつです。トレンドを追えなくてはWebマーケティングを成功させることは難しくこともあります。
営業や業務に時間をとられて情報収集の時間がとれなくなれば、顧客からの信頼を失うことにもつながります。
日々のなかで勉強の時間を設けたり、セミナー・ウェビナーに参加したりするなど、意識してインプットの時間を設けるようにしましょう。
フリーランスのWebマーケターの案件の獲得方法は?
いざフリーランスとなっても、案件が獲得できなくては、Webマーケターとして成功することはできません。
企業から独立し、そのまま顧客を引き継げる場合は良いですが、そのようなケースは稀です。
フリーランスのWebマーケターが案件を獲得するための主な方法は以下の通りです。
- マーケターに特化したエージェントへ登録する
- クラウドソーシングを利用
- Web制作会社などに直営業をかける
マーケターに特化したエージェントへ登録する
マーケターに特化したに登録するという方法は、案件を獲得するのに大変有効な手段です。
例えば、株式会社マイナビが運営している「マイナビIT AGENT」では、IT・Web業界に詳しいキャリアアドバイザーによる転職支援を受けることができます。
他にも、マーケターに特化したエージェントはたくさんあるので、口コミ情報などを確認して、評判の良いエージェントを選ぶようにしましょう。
中間マージンがかかってしまうのがデメリットですが、仲介者がいることで、顧客とのやりとりがスムーズになるケースがあります。さらに賃金未払いなどのトラブルにも対応してもらえることも。
登録の際には、利用規約なども細かくチェックしておくようにしましょう。
クラウドソーシングを利用
「ランサーズ」「クラウドワークス」などのクラウドソーシングサービスに登録して、自身のスキルを売ることも可能です。
ある種営業を代行してもらえるメリットがある他、サイト内での「ランク」が箔になる、売上を出すことでサイト内での露出ができるなどのメリットがあります。
しかしエージェントが間に入ってくれるわけではないので、自身で募集要項を確認し、クライアントに提案を行わなければならないほか、単価の相場などを把握し、判断する必要があります。
システム手数料が発生することも頭に入れておきましょう。
Web制作会社などに直営業をかける
Web制作会社などに直営業をかけるのもひとつの方法ですが、ある程度の実績がないと難しいのが現状です。まずは知人からの紹介で獲得した案件や、クラウドソーシングなどで実績や経験を積みましょう。
すでに企業でWebマーケターとしての経験がある場合は、営業先に実績を示すことで仕事がもらえるかもしれません。
いずれにしてもポートフォリオなどを作成し、自身の実力をアピールする準備はしておきましょう。
フリーランスのWebマーケターになる方法
フリーランスのマーケターになるには、次の2つの方法があります。
- 独学する
- スクールで学ぶ
それぞれの特徴やメリット、デメリットについて解説します。
独学する
独学であっても、フリーランスのWebマーケターとして活躍するのは可能です。
たとえば自身でWordPressなどを用いてWebサイトを行い、検索順位を上げて商品・サービスの販売方法や訴求を考え、売上を伸ばすといった、一連のWebマーケティングを自分で調べながら行う方法が有効です。
この方法は勉強になるだけではなく、企業へ営業する際のポートフォリオとしても役立ちます。
独学のメリットは比較的安価でWebマーケティングの習得が可能であることです。しかし数年スパンの勉強期間が必要なので、独立を急ぐ方には向きません。また自ら考えて施策を進めないことには誰も進捗管理をしてくれませんし、何より困ったときに相談できる先がないので自分で様々な問題に対処していく必要があります。
スクールで学ぶという選択
勉強期間を短くしたい、困ったときに相談できる相手が欲しい、という方はWebマーケティングスクールがおすすめ。
Webマーケティングスクールとは、Web広告運用や、SEOなど、Webマーケティングに関する実践的な知識・ノウハウを教えている学校です。
その道のプロが要点を絞って教えてくれるので、独学よりも効率よくWebマーケターにとって必要なスキルを獲得できます。オンラインで授業を行っているスクールも多く、仕事をしながら学ぶことも可能です。
スクールにはWebマーケティングを学んでいる仲間もたくさんいます。同じ志を持つ仲間と出会えることは、今後の大きな財産になることでしょう。
スクールで学ぶデメリットは独学と比べ授業料などの費用はかかることです。しかし専門学校に数年通うことを思うと格安で独立できるだけの専門知識を身につけられるので、費用対効果は悪くないといえます。
フリーランスの近道Webマーケティングスクール3選
フリーランスのマーケターになるためのWebマーケティングスクールを紹介します。
「自分一人では何が正解で何が不正解かわからない」「仲間と一緒に学びたい」「いつでも質問できる環境が欲しい」といった方はぜひ参考にしましょう。
conowa
出典:conowa
Web集客戦略で数多くの実績を誇る株式会社エッコが運営するスクールです。
アウトプット中心の実践的なプログラムで「稼げるWebマーケター」を目指せます。
「即戦力として活躍できる人材を育てる」ことに重きを置いたカリキュラムが展開されていて、現役のWebコンサルタントである講師と顧客の打ち合わせに同席するなど「Webマーケティング会社主催ならでは体験」を通して経験を積むことが可能です。
名古屋校はこちらから
東京校はこちらから
マケキャンbyDMM.com
出典:マケキャン
マケキャンとは、DMM.com グループが運営しているスクールです。未経験から最短でWeb マーケターになりたい方向けの転職コースや、実践的なWebマーケティング戦略・実務を身に着けたい方向けの学習コースが用意されています。
デジプロ
出典:デジプロ
「デジプロ」はデジタル広告やディスプレイ広告、SNSや動画の運用など幅広い媒体の知識を身に着けて実践力を獲得するマーケティングスクールです。
全国10カ所に教室があるため通いやすく、また、オンラインプランもあるので自宅からでも学ぶことができます。
フリーランスのWebマーケターになるならconowaがおすすめ
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conowaを運営している株式会社エッコは、2008年の創業以来、3000社以上のHP制作を行っており、90%以上が検索エンジンで上位表示、95%以上が売り上げアップしているという実績があります。
そんなエッコが主催するconowaでは、Webマーケティングに関するノウハウを学べるだけではなく、第一線で活躍する現役のWebコンサルタントが講師を務めているため、生きた授業を受けることができる特徴があります。
conowaでは、インプットした内容を実践に近いロールプレイングなどを通してアウトプットすることで、自身がどこまで理解ができているのかを知ることができます。インプットだけでは到達できないレベルの技術を身に着けることができるのです。
また卒業生へのフォロー制度が充実しているところも嬉しいポイントです。卒業後はエッコから案件の依頼を受けることもあります。
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